○ 導入事例
京都府立 丹後海と星の見える丘公園
太陽熱温水器と薪ボイラーのハイブリッドシステム
大型チップボイラーのリプレイスとして薪ボイラーが導入されました。
この施設では長らくチップボイラーを使用してきましたが、非常に効率が悪くたくさんの燃料を消費してきました。暖房を前提に大きなボイラーが選択されていましたが、今は給湯だけで運用されていることもあり負荷が小さくなって着火と消火を繰り返し、無駄が多かったようで、お湯を沸かすのに非常に長い時間がかかっていました。
このため、太陽熱温水器と薪ボイラー2台(75kWと49kW)とのハイブリッドシステムを導入し、園内の整備で出た木材を燃料とすることで、早くお湯が沸くようにして燃料代を減らすことを目的に導入されました。
すでに1月から稼働しており、施設の方曰く、とても使い勝手もよく、計算上効率も90%以上出ており、燃焼代も削減されるのが楽しみだそうです。
薪ボイラーを管理してくださる方がとても熱心で、2台のボイラーの使い方を考えてくれています。並列運転とすることで非常に自由度の高い運用ができるそうで、焚いただけ熱をきちんと出すので運営しやすいと、太鼓判を押してくれています。
今後は夏場に向けて、太陽熱とのハイブリッドのシステムがどう運用されていくのかとても楽しみな事例です。
事業主体: | 京都府 |
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所在地 | 京都府宮津市 |
運用開始時期 | 2019年2月 |
出力 | 薪ボイラー:75kW+49kW |
熱利用 | 給湯 |
燃料供給 | 特定非営利活動法人地球デザインスクール |
年間使用量 | 約50m3(薪) |